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トロピカルピローモスの栽培について

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かなり昔にかれっくすさんから譲り受けて、ひっそりと栽培しては増やしてたまにリリースしてきたんですけど、最近注目度が上がってきたようなので、栽培方法の方簡単にまとめておきたいと思います。

ところでこのトロピカルピローモス、僕の採取とかではなくて海外で流通していたものでして、正確な産地や種などは分からないのが現状です。
ちなみに海外では『ピローモス』と言う名前でシラガゴケの仲間も流通していますが、それとこの『トロピカルピローモス』はまた別ものです。ややこしいですね。

ちなみに僕が実際に現地で見つけてきたこれによく似た種類のコケを『ボルネオのピローモス』と言う事で何度かリリースしています。よく似ていますが、姿がやや繊細ではっきり明らかに別種なのですが、それがボルネオ島サラワク州産で、どうもトロピカルピローモスの産地をこれと勘違いしている人がいるようで問い合わせを受けた事があります。
トロピカルピローモスは産地不明です。なのでラベルにも増殖株としか書いていません。

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さて栽培方法についてです。
基本的には水槽や、衣装ケースなどでの密閉栽培を推奨します。蒸し蒸し湿度で大丈夫です。

光はLED投光器30Wぐらいまでのものや、カミハタフラットLEDとかもOK。写真だと窓からの光も含めて明るそうですけど、たまたまです。フラットLEDオンリーのところでも問題ないですよ。魚用の蛍光灯2灯とかでも問題ないですね。

植込みはミズゴケが楽です。用土でもいいですが、根を張ったりするものでもないですし、植え込むも何もポンと置くだけだったりするので、ミズゴケの方が扱いやすいです。
軽石を敷いた鉢に、ミズゴケを入れて、その上に塊のトロピカルピローモスをポンと置く。
もしくは、トロピカルピローモスのカットしたものをミズゴケに挿して綺麗に円形に植えこむとか、そんな感じの植え方になります。
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ミストとか霧吹きはしていません。一㎝程度の浅い腰水にして、ミズゴケがべっちゃべちゃに水を吸っているような状態で管理します。
腰水が無くなっても良いですが、決してミズゴケは乾かさないように。いや、乾かしてもすぐには枯れないんですけどたぶん成長がそのぶん遅くなるかと。
水深を深くしたらどうかわかりませんが、今のところ、鉢底の軽石程度の深さの水深腰水で、このコケが腐ったことはありませんね。

温度は冬場最低15℃ぐらい。夏場は最大30℃ぐらいを目安に管理するといいと思います。多少上下しても平気だと思いますがそこからは自己判断で。
我が家のボーダーは上記を意識しています。
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要するにこんな感じで、伸びては枝分かれを繰り返して玉になっていくわけです。
10本ぐらいを束ねてミズゴケに植えこんで固定しておけば、徐々に球形に膨らんでいくわけですが、あまりにも雑に植えこむと綺麗な玉にならないこともありますね。
伸びすぎたら水草とか、有茎草のようにカットして、先端部分をお好きな数束ねてミズゴケに植えれば再スタートしますし、
カットした根元の部分もそこから新芽を吹くので割とペースよく増やせます。
何処からカットすればいいかはまぁ状況によると思うので、生きていそうな部分でカットしてください。あんまり古い所で切ると発芽しないかもしれませんね。


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要するにこんな感じ。先端部分を飛ばせばそこから脇芽が出て密度の高い球になる。形が崩れたときなどにおすすめ。剪定って程ではないけど、形を整える感じでね。
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水苔が復活してきたり、間に別のコケがはびこってきたら抜いたほうがいいです。形崩れちゃいますからね。
基本的には手間もかからないし、良く増えるし、可愛いしいい種だと思います。
日本はコケが膨大な種類生息しているコケ大国なので、ちょっと水辺に行けば面白いコケは沢山あるわけですが、しかし意外と、熱帯植物と同じように水槽密閉ムシムシ高温でも、形がいびつにならずに元気に増えて奇麗に育つ種類は少なかったりします。アクアテラやパルダリウムに活用しようとすると案外上手くいかない、現地のようにきれいにならない、という経験があるのではないかなと。
勿論そうした中からぴったり合う種類を見つけるのも乙なものですが、選択肢の一つとして、水槽密閉で育つ種としてこういうのもあると覚えていただければ嬉しいかなと思います。






by green-2-gleaner | 2021-06-23 16:05


あの日見たシダの名前を僕達はまだ知らない。


by ゆう

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