マレーシアボルネオ採取記4

2010年1月3日

三日目はバウ、ルンドゥを目指し途中の河川でリコリスグーラミやベタ、クリプト、ピプトを狙おうと思っていました。
しかしぶっちゃければ全部外れ
その上テンションが上がったり雨が降ったりでロクに写真を撮ってないのでいざ帰国してみてみれば結構抜けてたり 。

でも楽しかったんだ。

順を追って書いていきます~♪


前日に惨敗したクチンの迷宮道路。
ベットの中で地図とにらめっこして印をつけて道順を覚えた…。だから完璧! いける!

と思ったら案の定迷ったんだがね(爆)

30分道に迷ってようやくスタート地点に戻り、再スタート。
今度はきちんとクチンの市街地より脱出を果たしました(ホッ)

でもガソリンがなくなったので給油。
勝手が解らずおたおたまごまごしていたら、若いお兄ちゃんがチャチャッと給油してくれました
超爽やか! 格好いいぜ兄貴!
真っ白な歯を煌かせてbay!の一言、現地人の優しさに触れると本当に着て良かったと思う…

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その後車を順調に走らせると、左手側に池が見えたので降りてみた。
するとその周りのよく解らない背の高い草群に囲まれてネペンが!

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リコポも生えている…綺麗だ…

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しかしこの背の高い草…

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アルンディナじゃないっすか!
ランです。
全部そうです。感動…

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ネペンたくさん。

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振り返ればこれが今回のわが愛車。

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しかしコシダは何処へ行ってもコシダだなぁ(笑)
何か異郷でそれでも変わりない友人に出会えた気分でほっとした(笑)

また車を走らせる。
とにかくがんがん車を走らせると、ところどころ川に遭遇するので車を脇に止め、胴長とカバンを持って川へ降りる。
けれどあれだね。雨季ってのは凄いね。
マズ入れる川が無い…ドボンと浸かるのはいいが、その時点で胴長の胸あたり…川の真ん中は渡れないのは当然だし、蛇行する部分では急流で流されるし、深みに入り込むとモウ前進できない…
なので奥地に入れる川を見つけるのが大変だった。
クリプトだとかブセファランドラだとかピプトだとか言ってる場合じゃなかった…

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それでも浸入できた川の奥、イや寧ろ手前なのに見て!
このつる性のサトイモ…すげー格好いい!
こんなのが木の根、岩から砂地に至るまでびっしり生えている!
少し入っただけでコレだもの…先ほどの侵入できなかった川の先がどうなっていたのか本当に気になる…!
今度また行こう(爆)

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わんさか生えていた。コレともう一種のホマロメナ。沢山写真を撮ったつもりで、まともに写っているのはコレだけでした。
横にうつっているのはリゴディウム?カニクサの仲間っぽいけど大株は見れなかった。

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しかも淡水性サヨリがいた
何か水面はねてるなぁと思い掬ってみればコレだよ!
一発でコレだよ!
すげぇマレーシア!

dermogeny・・・?
Hemirhamphdon・・・?
どう持ち帰っても吻を折りそうだったしどう見てもひ弱そうだったのでその場で川に返した。
いまさらになって「挑戦してみたらよかったかな」と思った…

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微妙にだけど、ちょくちょく発見がある。
このサトイモ科はびみょーだけど模様がある。
本当にびみょーだけど…総ての個体にあったから、そういう模様なんだと思う。環境を変えたら、もっと強く発現するかな?
この川はバウとルンドゥの分かれ道の手前、食事どころの傍にある。
ボルビの仲間(薄葉のものと、耳がついているボルビ)が生えていたけれど写真を撮るのを忘れた…

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コウモリシダの仲間も生えていた。

分岐点をバウの方向へ向かって南下する。
すると背の高い草に覆われた、ブラウンウォーターの川が流れていた。
しかし底は泥…それでもクリプトが無いかと歩いてみるも、成果は零。

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しかしラスボラの仲間は取れた。
見えにくいけれど、尾びれに特徴がある。

あ!
それとそれと!

この川ではなんと淡水ヨウジウオが取れました!(喜)


直ぐに逃げられましたけど!(爆)


…いえね。網目から逃げられたんですよ。
淡水サヨリじゃありません。間違いなくヨウジウオでした。
一瞬ぱっと見て、『何だコリャ。動いてるぞ、はははまるでヨウジウオのようだ!…ヨウジウオのような…ってヨウジウオそのものじゃないか!早くケース!ケースを早く!…。…。よし!この中に…ってァー!』みたいな感じで(何)、具体的にはケースを探し出してカバンを漁っている隙に逃げられました…
惜しいことをした。そのご二十分ほど探したけど見つかりませんでした…

microphis sp。残念!

…。
…残念がっている場合ではない。
続いては北上。ルンドゥを目指す。
その途中の大きな川の一歩手前に、リコリスグーラミ、パロスフロメヌスのアラニーが居ると言うのだ。
コレは絶対に辿り着かねばならない…
そう思っていたのだけれど、

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実に面白いネペン、
やっぱり多彩。ここだけで四、五種類は見つかった。

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同じ場所にたいてい生えるアルンディナ。
全部荒地と言うか、崩れた場所に生える。
あとリコポディウム。
パイオニアプランツってやつか。
ネペンもランも持ち帰れないのが辛い…特にラン。アルンディナ、信じられないことに茎から子株が吹いてる!
こんな風に繁殖するのかよ!
面白れーーーーーー!
ほしーーーーー!

無理です(爆)
つかまります(爆)

くそう…なんてこった…イネ科spでごまかせないかな(悪)
そんなことしないけど!

…ま、そんてことをしているとですね。
急に暗雲が立ち込めてきたんですよ。
空を見上げると、濃密な雨雲。
コレはやばいと思って引き返すと、車に辿り着いた瞬間、

大豪雨。

海をひっくり返したみたいな雨だよ。
ワイパーを起動させても「ガタガタガタ」…スムーズに動かず、またフロントガラスは水をはじくようなワックスなど全く無く、視界零。恐ろしいほどの白色。

…これはまさに、雨のホワイトアウトやー!(誰だよ)

でも本当にそんな状態だったんッス。
そんな状態で元来た道を引き返すのは本当に怖かった…


雨を抜けるのは一瞬だった。
天地をひっくり返したような雨はそこだけだったみたい。
でも雨がいつ追いついてくるか解らない空模様だったから、ルンドゥに辿り着けない以上それ以前の総ての川はトライしているのだから、戻るしかない。
戻って北に向かうか…バコ方面に。
そう思っていたのに、

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何故この川に下りたのかはもう直感としか言いようが無い。
この先が大きく蛇行していて、抽水生植物が大量に生えていたのだ。
川べりから島のようにせり出している植物群もある。
けれど水深が深くて直前までしか進入できず、淡水サヨリしか採取できなかったのだ。

でも絶対何かいる!
ここは絶対何かいる!

そんな直感。
と言うか誰が見たって何か居そうな川だったんですが(爆)
ただ、そこまで辿り着けないってだけで。

再チャレンジ。
水深が胴長の淵、ギリギリ限界の場所で網を振るうこと数十分。

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な、何か見つけた!

トリコプシス・ビッタータ。
小型のグラミィです。ベタじゃなかったけど何か東南アジアっぽい姿に感動!!

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ホテルでの撮影でスンマセン。
ここでとれた、

スマトラ!

吹いた
大爆笑した
スマトラかよ!よりによってスマトラかよ!
上から濁った川をのぞいていたら、縞々のいかにも怪しい魚影を見つけ反射的に網で掬ったらコレが入っていた
信じられない…こんなことがあっていいの!
コーナンで300円の魚に………こんなにときめくなんて!

これが現地効果か…!

スマトラなんて熱帯魚の代表チーム(ネオンテトラ、アカヒレ、ラスボラやらと共に並ぶ)だと思っていたのに…ずっと倦厭し続けてきたのに!
一気にスマトラに愛着がわきました
モウ大好きです
世界観が転覆するような感覚

スマトラをこんなに愛しく感じる日がこようとはまさか思ってもいませんでした…

ちなみに。
スマトラはその名のとおりスマトラ島に住んでいる。プンティウスのテトラゾナ。
マレーシアに住むのはプンティウスのパルティペンタゾナと言う別種だそうだけれど、たぶんコレはマレー半島のこと?
手持ちの図鑑がへぼいのでよく解らないけれど…

少なくとも、採取された個体は真ん中のラインが完全に無いのでスマトラで間違いない。

あぁ…可愛いなぁ


…なんて、土砂降りの雨の中でうっとりしていました
とっくの昔に、雨に追い付かれていたのです…具体的には、ベタ?の写真を撮った直後あたりで(爆)

なのでずぶぬれですが…それ以上に心が熱かったので良しです
けれど流石に増水してきたのでスタコラと逃げました。命だいじにです。いや、もう結構やばい橋を渡ってるぜ。

そこからは、もうホテルへ直行。
帰り着いたら五時をまわっていました。

そんな感じで、今日も一日無事終了。次は…バコだ。
バコへいくぜ。
結局クリプトもピプトも見つからなかった。だから採取はできないが両方見れるはずで、かつ道中にホヤが見れて、公園内ではアリダマが見れるバコを目指すことにした。
地図を広げてシュミレートするが…途中で断念。
諦めて寝てしまった。
北上して川沿いを行けば橋にぶち当たる。橋を渡れば、後は単純だと、たかをくくった。

…だから和歌山でも体験したのに。
そういう油断した適当な行動が、後でドカンと予想しない形で帰ってくるのだと…。

つ、続く!
by green-2-gleaner | 2011-08-07 22:36


あの日見たシダの名前を僕達はまだ知らない。


by ゆう

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