インドネシア産Selaginella
インドネシア産のセラジネラ総合です~
[Selaginella sp ビンタン島]
ビンタン島のセラジネラ、チェルブさんの採取株…
どうやら二種類ある…ようです?
何か雰囲気違うんですがこれぐらいの変化は日常茶飯事なので判断が難しいです。
葉の着き方が粗い方と密な方?
面白いなぁ…
[Selaginella sp ビンタン島]
ビンタン島のセラジネラ、チェルブさんの採取株…
どうやら二種類ある…ようです?
何か雰囲気違うんですがこれぐらいの変化は日常茶飯事なので判断が難しいです。
葉の着き方が粗い方と密な方?
面白いなぁ…
#
by green-2-gleaner
| 2011-08-14 22:45
マレーシア産Selaginella
マレーシア産のセラジネラの総合です~
[Selaginella sp ボルネオ島①]
snowdropさんの採取株です。これは本当に度肝を抜かれました…
なんと樹上着生し下垂して生育するセラジネラ!
まさかそんな種類まで存在するなんて…
イワヒバといいヒモカズラといい、随分多様な形態を持つシダだとは思っていましたがまさかこれほどとは…こんな素晴らしい植物を見つけてこられるなんて流石としか良いようが無いです…
チェルブさんはチェルブさんでフィリピンで木立化する巨大セラジネラを発見されますし凄すぎます…自分も頑張らないと!
[Selaginella sp ボルネオ島②]
細かなパーツは確かにセラジネラなのに細部を弄るだけでこんなにも異質な姿になるなんて…!
造形の神様のセンスにはいつも脱帽させられます…
まるでエイリアンの手のような奇妙なセラジネラ…
面白い…面白すぎる…ボルネオ島にはまだまだこんな奇矯なセラジネラが眠っているのかしら…
[Selaginella sp ボルネオ島③]
これも、同じ株の葉だってのにこんなに違いがあるからなぁ(嬉)
ボルネオ島のセラジネラらしいセラジネラ。
このタイプは結構見かけた気がする。
[Selaginella sp ボルネオ島サラワク州ミリⅠ]
似ているけれどやっぱり全然雰囲気が異なる…
未だ何がどう違うとはっきり説明できるほど眼が慣れていないけれど、違うのは解る。
そう言えばこのタイプは自分も渓流沿いで見た気がするけれど…うーん。
[Selaginella sp ボルネオ島]
しまった! 一番肝心な所が写ってない…
軸が真っ赤になるセラジネラ。
天狗のお面のように真っ赤です。
一枚目の写真は折れた葉を置いてただけで生じた大量の無性芽。
増殖は非常に容易なんです。
そして驚いたことに虹色に光る葉…
最初はただの緑だったんですがいつの間に!
セラジネラの化け方はいつも唐突で驚かされます…ソコが好きっ!
[Selaginella sp ボルネオ島 BAU]
青く光り、這うセラジネラです…とここで説明が終わらないことが本当に凄い。
なんと立ち上がって、かつ全然別の姿になる…!
まるでランナーから実葉が出るように…
なんじゃこりゃ!
他にも這うセラジネラは沢山ありますし、
例えばクラマゴケの仲間なんかがそうで、育ててるうちに光を求めて立ち上がったりしますが、
これはそんな次元じゃなくて…完全に二系になってるように思えます。
一見地味な姿に思えてこれはこれでとんでもなく奇妙なセラジネラだと思います。
綺麗だし、奇妙だし、面白すぎるだろう…本当にどうしようかしら…!
[Selaginella sp ボルネオ島①]
snowdropさんの採取株です。これは本当に度肝を抜かれました…
なんと樹上着生し下垂して生育するセラジネラ!
まさかそんな種類まで存在するなんて…
イワヒバといいヒモカズラといい、随分多様な形態を持つシダだとは思っていましたがまさかこれほどとは…こんな素晴らしい植物を見つけてこられるなんて流石としか良いようが無いです…
チェルブさんはチェルブさんでフィリピンで木立化する巨大セラジネラを発見されますし凄すぎます…自分も頑張らないと!
[Selaginella sp ボルネオ島②]
細かなパーツは確かにセラジネラなのに細部を弄るだけでこんなにも異質な姿になるなんて…!
造形の神様のセンスにはいつも脱帽させられます…
まるでエイリアンの手のような奇妙なセラジネラ…
面白い…面白すぎる…ボルネオ島にはまだまだこんな奇矯なセラジネラが眠っているのかしら…
[Selaginella sp ボルネオ島③]
これも、同じ株の葉だってのにこんなに違いがあるからなぁ(嬉)
ボルネオ島のセラジネラらしいセラジネラ。
このタイプは結構見かけた気がする。
[Selaginella sp ボルネオ島サラワク州ミリⅠ]
似ているけれどやっぱり全然雰囲気が異なる…
未だ何がどう違うとはっきり説明できるほど眼が慣れていないけれど、違うのは解る。
そう言えばこのタイプは自分も渓流沿いで見た気がするけれど…うーん。
[Selaginella sp ボルネオ島]
しまった! 一番肝心な所が写ってない…
軸が真っ赤になるセラジネラ。
天狗のお面のように真っ赤です。
一枚目の写真は折れた葉を置いてただけで生じた大量の無性芽。
増殖は非常に容易なんです。
そして驚いたことに虹色に光る葉…
最初はただの緑だったんですがいつの間に!
セラジネラの化け方はいつも唐突で驚かされます…ソコが好きっ!
[Selaginella sp ボルネオ島 BAU]
青く光り、這うセラジネラです…とここで説明が終わらないことが本当に凄い。
なんと立ち上がって、かつ全然別の姿になる…!
まるでランナーから実葉が出るように…
なんじゃこりゃ!
他にも這うセラジネラは沢山ありますし、
例えばクラマゴケの仲間なんかがそうで、育ててるうちに光を求めて立ち上がったりしますが、
これはそんな次元じゃなくて…完全に二系になってるように思えます。
一見地味な姿に思えてこれはこれでとんでもなく奇妙なセラジネラだと思います。
綺麗だし、奇妙だし、面白すぎるだろう…本当にどうしようかしら…!
#
by green-2-gleaner
| 2011-08-14 22:27
フィリピン産Selaginella
フィリピン産のセラジネラの総合です~
[Selaginella sp ルソン島]
ルソン島の銅葉のセラジネラです。
チェルブさんの採取株…とっても綺麗な色をしています。
が、現地の姿とは似ても似つかない(汗)
湿度を上げすぎてのびてしまったようです。
でも増えるには増えたのでこれから徐々に湿度を下げて元の美しい姿に仕立て直していきたいと思います。
これが現地での姿…すごく格好いいです…
[Selaginella sp ミンドロ島]
細身で薄くてパリッとした感じはルソン島の株をはじめて見た時の印象と同じで、あ、フィリピンのセラジネラってこんな感じなんだ…と感心いたしました。
違う種類なのか同じ種類なのかは不明…なんにせよとても美しいセラジネラです。
他にも1メーター以上になる巨大セラジネラも生えているらしいフィリピン…うおー凄い~~~! 見たい~~~~!
[Selaginella sp ルソン島]
ルソン島の銅葉のセラジネラです。
チェルブさんの採取株…とっても綺麗な色をしています。
が、現地の姿とは似ても似つかない(汗)
湿度を上げすぎてのびてしまったようです。
でも増えるには増えたのでこれから徐々に湿度を下げて元の美しい姿に仕立て直していきたいと思います。
これが現地での姿…すごく格好いいです…
[Selaginella sp ミンドロ島]
細身で薄くてパリッとした感じはルソン島の株をはじめて見た時の印象と同じで、あ、フィリピンのセラジネラってこんな感じなんだ…と感心いたしました。
違う種類なのか同じ種類なのかは不明…なんにせよとても美しいセラジネラです。
他にも1メーター以上になる巨大セラジネラも生えているらしいフィリピン…うおー凄い~~~! 見たい~~~~!
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by green-2-gleaner
| 2011-08-14 22:22
その他栽培物、ニューカレのシダ
ニューカレのシダ植物纏めです。
色々栽培しているので統合…
■ドリナリア・リギデュラ?
これはもしかしたらとんでもない代物かも知れないシダ。
ドリナリア・リギデュラの天然獅子葉?
しかも完全固定です。今のところ総てこの変異した葉が出てきます。
これです。
まだまだ増殖だの何だの言える状態ではありませんが、今後の成長がとにかく楽しみな一株です。
■フマタ・プシラ
蒸れると葉が黒変してぽろぽろ簡単に落ちていくので「こりゃ駄目かな…」と思っていたら何とか生き延びました。
活着さえしてしまえばそこそこ乾燥にも耐える感じで強健です。
フマタにしては極小サイズなのでとっても可愛い!
ドンドン増やせたらなぁと思います。
■斑入りMarattia attenuata
そもそもリュウビンタイモドキそのものが珍しいと言うのにそれの斑入りなのです。
その価値は計り知れませんたぶん。一度冗談でオクに流してみましたが落札されなかったのでもう門外不出。家宝にします(笑)
色々栽培しているので統合…
■ドリナリア・リギデュラ?
これはもしかしたらとんでもない代物かも知れないシダ。
ドリナリア・リギデュラの天然獅子葉?
しかも完全固定です。今のところ総てこの変異した葉が出てきます。
これです。
まだまだ増殖だの何だの言える状態ではありませんが、今後の成長がとにかく楽しみな一株です。
■フマタ・プシラ
蒸れると葉が黒変してぽろぽろ簡単に落ちていくので「こりゃ駄目かな…」と思っていたら何とか生き延びました。
活着さえしてしまえばそこそこ乾燥にも耐える感じで強健です。
フマタにしては極小サイズなのでとっても可愛い!
ドンドン増やせたらなぁと思います。
■斑入りMarattia attenuata
そもそもリュウビンタイモドキそのものが珍しいと言うのにそれの斑入りなのです。
その価値は計り知れませんたぶん。一度冗談でオクに流してみましたが落札されなかったのでもう門外不出。家宝にします(笑)
#
by green-2-gleaner
| 2011-08-14 22:10
マレーシアボルネオ採取記7
後ちょっとで終わってしまいます。
書いてしまえば、あっという間。
書ききれなかった楽しさや怖さも沢山。
濃密な旅路も、傾いていく夕陽と共に。
ただの一秒も無駄にしたくない。もっと沢山のボルネオ島を眺めたい。
だから向かいました。
バコ国立公園。
…入園?には絶対に間に合わないでしょうけどねー
それでも行ってみたかった。
東にはいけなかったけど南に西に、ひた走って探した。
北も探して、次来た時は東に行こう。
そう思った。
ギャンギャン飛ばして、表示どおり進んだら空港に到着。
バコへの道筋は総て覚えていたので、地図をちらりと確認してGO!
…しかしまぁえらい難しい(爆)
ずどんと真っ直ぐ川に出て、川沿いを東に進んで橋に出ればいいだけなのに、まず川沿いを東に走ることができない。
交通渋滞と、そもそも転回する場所がないの。
結局ぐるーッと遠回りして、転回。
後はひたすら、川沿いを走って、…見えた!
サラワク川を越える大橋!
今朝はここに辿り着けなかったんだよなぁ…としみじみ。
万感の思いと喜びと共に橋を渡る。
料金所があった。
(゜д゜)
金取るのかよ!
別に高くもなかったので普通に支払ったけど、不意打ちだった…
なーんか地図に見慣れないマークがあると思ったのだが、料金所だったとは…
気を取り直して、サラワク川の向こう側、到着!
後は案内板の通りに進めばよかった。
…ここから三つ、ロータリーがあるのだけれど、これまでの過酷な戦いを制してきたこのぼくの敵ではなかった(笑)
間違えることなくスムーズに通過。あとはのーんびり、車を走らせる。
…でも道路脇にこんなのがあったら止まらざるを得ないでしょ!
住宅地の、どうも公園と言うか、緑地の一部。
これ、どう見ても何か居そうなんだけど…別に魚なんていないのよね。
今回の旅路で一番困ったのがコレ。
雨が降って普通のくぼみすら何か意味深な湿地になっているところ。
場所によっては水深も結構あって、何か水生植物が生えてそうな気がするのに…何もないんだよねー
ここはホシクサ(白玉)と真っ青で巨大なミミカキグサがあった。
湿地は湿地みたい。
がんがん進む。
日は翳ってくる
更に進んだ先にある水辺に、見慣れない姿…
場所、そして形態から見て、これがクリプトコリネ・キリアータか?
第一クリプトコリネ…!ようやく出会えましたね。
場所的に採取は出来なかったけれど、クリプト発見全滅の憂目は免れました。…ブセだけかー目標のうち見つけられなかったの。これはまぁ、見つかるとは思ってなかったけど。
まぁそれはいい、一回で見つからなければ、またくればいいのです!(ドン)
「その者、青き衣をまといて金色の野に降り立つべし…!」
これには感嘆の声を上げてしまった…
運転中ふと横を見れば、ブラウンウォーターから無数の金の粒が(納豆ではない←)浮かんでいるのが見えたのだ…
あわてて車を止めて駆け寄れば、見事なまでのイトタヌキモの開花の姿!
見事に島を作ってます。
実に見事です。
小魚の姿が見えましたがアレはなんだったのか…
網を入れたかったけれど国立公園近かったので止めておきました…
いやもうホント綺麗やね。
軽快に車を走らせて、砂を巻き上げたり水を跳ね飛ばしたりしながら、沈み行く夕陽を横目に…バコに到着!
鮮魚市とか、果物屋。ビカクを軒先にぶら下げた民家なんかを長めなが進むと、…遂に国立公園のターミナルが!
入り口は開いていたので突入!
お。奥に桟橋が見える!
…でもまずはずっと我慢していたトイレに突入!
すっきりして帰ってきたら、…桟橋への入り口のシャッターが閉まってました(爆)
うおぉおぉせめて桟橋ぐらい見せてくれよぉぉおおおぉ!
残念ながら店じまい(?)のようで、直ぐに追い出されました。
残念!
名残惜しくその辺をうろうろしていましたが、ランやホヤを眺めるも…日が沈んでいくのを見て、暗くならないうちに帰ろうと判断。
この車のライトものすごく頼りないから(泣)
危ないもんねー
と言うわけで、またバコの町(?)を眺めながら、もと来た道を帰ることにしました。
だからと言って普通の道は通りません!
先ほどと違うルート、半島から突き出たもう一つの橋を渡って帰ることにしました。
こちらも道順は覚えています。
覚えていなくても南へ下ればクチン空港の案内板があるはず!
なので安心して発進。
そして道を間違える(爆)
…懲りると言うことを知らないようです。
なんか別の空港?に出た。
その代わり、
!
ホヤだ!
…と思って近づいたら。
何このシダ?
え?
う、うぉお?
レカノプテリスだー!
遭遇しました。
最高です。
レカノプテリス・シヌオーサ!
予想だにしていなかったアリノスシダとの遭遇に舞い上がるけれどどんどん日が沈んでいくぜ俺!
でも群生具合が凄すぎてそんなことはどうでもいいんだぜ!
もう暗くなるのもかまわずに周りの街路樹全部調べました(笑)
でもこの一本だけでしたねぇ。
ちょろっと剥がしてもアリは出てきませんでした。
うーんちょっと拍子抜け。
上のほうにあったホヤは残念ながら落ちては居なかった…
さて。
それでは、本当に帰ることにしますか!
さて、
以上は根洗いを済ませ、総ての植物のパッキングが完了した図です。
この時点で午前一時…
もしかして終わらないんじゃないかと思いました。
八時からひたすら水洗いです。
さて…
しかしここから総て名前をリストアップしていきます。
…大変でした。
こんな苦労の果てに、採取された植物が日本にやってくるんだなぁと、かみ締めながらの数時間。
総て完成したのは二時。
そのときの自分はきっと、何かを成し遂げた男の顔をしていたに違いありません(何)
少なくとも一仕事やり終えた達成感で幸せ一杯でした
ずっと傍で流れていた実にマレーシア語なラジオのミュージック…殆ど陽気なアジアンチックな唄ばっかりだったけど、でもやっぱり綺麗な切ない系バラードの女性の歌声や、ポップな感じの歌も時には流れていて、言葉解らないなりにも楽しむことが出来た。
あーカラオケ行きたいなぁ。
ずっと頭の中に流れていたのはなぜか青山テルマの「ここにいるよ」だったり(何故?)
あー、なんだか取り留めのない思考。
次の日はさぁ、何をしよう?チェックアウトしないといけない。車を返さないといけない。荷物を持っているから怪しい行動をして荷物を見られたら大量の植物が…(怖)没収されたくないので、国立公園には近づかないように。それにもう植物を洗うことが難しいから、採取もできないなぁ。
と言うわけで最終日は本屋めぐりだ!だから朝早くからおきないでも良い…たっぷり寝よう。そう意気込んで、ベットにダイブ!
瞬間で寝れました。
本当に心地よく、それが最後のホテルの就寝。
次の日は、と言うよりその日はとうとう…帰国の日。
けれど全くそれを憂いる暇もなく、たまった疲れですぐさまに、心地よい眠りの世界へ落ちることが出来ました。
というわけで…あと一日あるけれど、採取自体はこの日で終了。
いろいろあった初採取だけれど…辛さよりも余程に楽しさで溢れていたのは間違いなく、
あぁ…もう抜け出せないなぁと実感いたしました。
書いてしまえば、あっという間。
書ききれなかった楽しさや怖さも沢山。
濃密な旅路も、傾いていく夕陽と共に。
ただの一秒も無駄にしたくない。もっと沢山のボルネオ島を眺めたい。
だから向かいました。
バコ国立公園。
…入園?には絶対に間に合わないでしょうけどねー
それでも行ってみたかった。
東にはいけなかったけど南に西に、ひた走って探した。
北も探して、次来た時は東に行こう。
そう思った。
ギャンギャン飛ばして、表示どおり進んだら空港に到着。
バコへの道筋は総て覚えていたので、地図をちらりと確認してGO!
…しかしまぁえらい難しい(爆)
ずどんと真っ直ぐ川に出て、川沿いを東に進んで橋に出ればいいだけなのに、まず川沿いを東に走ることができない。
交通渋滞と、そもそも転回する場所がないの。
結局ぐるーッと遠回りして、転回。
後はひたすら、川沿いを走って、…見えた!
サラワク川を越える大橋!
今朝はここに辿り着けなかったんだよなぁ…としみじみ。
万感の思いと喜びと共に橋を渡る。
料金所があった。
(゜д゜)
金取るのかよ!
別に高くもなかったので普通に支払ったけど、不意打ちだった…
なーんか地図に見慣れないマークがあると思ったのだが、料金所だったとは…
気を取り直して、サラワク川の向こう側、到着!
後は案内板の通りに進めばよかった。
…ここから三つ、ロータリーがあるのだけれど、これまでの過酷な戦いを制してきたこのぼくの敵ではなかった(笑)
間違えることなくスムーズに通過。あとはのーんびり、車を走らせる。
…でも道路脇にこんなのがあったら止まらざるを得ないでしょ!
住宅地の、どうも公園と言うか、緑地の一部。
これ、どう見ても何か居そうなんだけど…別に魚なんていないのよね。
今回の旅路で一番困ったのがコレ。
雨が降って普通のくぼみすら何か意味深な湿地になっているところ。
場所によっては水深も結構あって、何か水生植物が生えてそうな気がするのに…何もないんだよねー
ここはホシクサ(白玉)と真っ青で巨大なミミカキグサがあった。
湿地は湿地みたい。
がんがん進む。
日は翳ってくる
更に進んだ先にある水辺に、見慣れない姿…
場所、そして形態から見て、これがクリプトコリネ・キリアータか?
第一クリプトコリネ…!ようやく出会えましたね。
場所的に採取は出来なかったけれど、クリプト発見全滅の憂目は免れました。…ブセだけかー目標のうち見つけられなかったの。これはまぁ、見つかるとは思ってなかったけど。
まぁそれはいい、一回で見つからなければ、またくればいいのです!(ドン)
「その者、青き衣をまといて金色の野に降り立つべし…!」
これには感嘆の声を上げてしまった…
運転中ふと横を見れば、ブラウンウォーターから無数の金の粒が(納豆ではない←)浮かんでいるのが見えたのだ…
あわてて車を止めて駆け寄れば、見事なまでのイトタヌキモの開花の姿!
見事に島を作ってます。
実に見事です。
小魚の姿が見えましたがアレはなんだったのか…
網を入れたかったけれど国立公園近かったので止めておきました…
いやもうホント綺麗やね。
軽快に車を走らせて、砂を巻き上げたり水を跳ね飛ばしたりしながら、沈み行く夕陽を横目に…バコに到着!
鮮魚市とか、果物屋。ビカクを軒先にぶら下げた民家なんかを長めなが進むと、…遂に国立公園のターミナルが!
入り口は開いていたので突入!
お。奥に桟橋が見える!
…でもまずはずっと我慢していたトイレに突入!
すっきりして帰ってきたら、…桟橋への入り口のシャッターが閉まってました(爆)
うおぉおぉせめて桟橋ぐらい見せてくれよぉぉおおおぉ!
残念ながら店じまい(?)のようで、直ぐに追い出されました。
残念!
名残惜しくその辺をうろうろしていましたが、ランやホヤを眺めるも…日が沈んでいくのを見て、暗くならないうちに帰ろうと判断。
この車のライトものすごく頼りないから(泣)
危ないもんねー
と言うわけで、またバコの町(?)を眺めながら、もと来た道を帰ることにしました。
だからと言って普通の道は通りません!
先ほどと違うルート、半島から突き出たもう一つの橋を渡って帰ることにしました。
こちらも道順は覚えています。
覚えていなくても南へ下ればクチン空港の案内板があるはず!
なので安心して発進。
そして道を間違える(爆)
…懲りると言うことを知らないようです。
なんか別の空港?に出た。
その代わり、
!
ホヤだ!
…と思って近づいたら。
何このシダ?
え?
う、うぉお?
レカノプテリスだー!
遭遇しました。
最高です。
レカノプテリス・シヌオーサ!
予想だにしていなかったアリノスシダとの遭遇に舞い上がるけれどどんどん日が沈んでいくぜ俺!
でも群生具合が凄すぎてそんなことはどうでもいいんだぜ!
もう暗くなるのもかまわずに周りの街路樹全部調べました(笑)
でもこの一本だけでしたねぇ。
ちょろっと剥がしてもアリは出てきませんでした。
うーんちょっと拍子抜け。
上のほうにあったホヤは残念ながら落ちては居なかった…
さて。
それでは、本当に帰ることにしますか!
さて、
以上は根洗いを済ませ、総ての植物のパッキングが完了した図です。
この時点で午前一時…
もしかして終わらないんじゃないかと思いました。
八時からひたすら水洗いです。
さて…
しかしここから総て名前をリストアップしていきます。
…大変でした。
こんな苦労の果てに、採取された植物が日本にやってくるんだなぁと、かみ締めながらの数時間。
総て完成したのは二時。
そのときの自分はきっと、何かを成し遂げた男の顔をしていたに違いありません(何)
少なくとも一仕事やり終えた達成感で幸せ一杯でした
ずっと傍で流れていた実にマレーシア語なラジオのミュージック…殆ど陽気なアジアンチックな唄ばっかりだったけど、でもやっぱり綺麗な切ない系バラードの女性の歌声や、ポップな感じの歌も時には流れていて、言葉解らないなりにも楽しむことが出来た。
あーカラオケ行きたいなぁ。
ずっと頭の中に流れていたのはなぜか青山テルマの「ここにいるよ」だったり(何故?)
あー、なんだか取り留めのない思考。
次の日はさぁ、何をしよう?チェックアウトしないといけない。車を返さないといけない。荷物を持っているから怪しい行動をして荷物を見られたら大量の植物が…(怖)没収されたくないので、国立公園には近づかないように。それにもう植物を洗うことが難しいから、採取もできないなぁ。
と言うわけで最終日は本屋めぐりだ!だから朝早くからおきないでも良い…たっぷり寝よう。そう意気込んで、ベットにダイブ!
瞬間で寝れました。
本当に心地よく、それが最後のホテルの就寝。
次の日は、と言うよりその日はとうとう…帰国の日。
けれど全くそれを憂いる暇もなく、たまった疲れですぐさまに、心地よい眠りの世界へ落ちることが出来ました。
というわけで…あと一日あるけれど、採取自体はこの日で終了。
いろいろあった初採取だけれど…辛さよりも余程に楽しさで溢れていたのは間違いなく、
あぁ…もう抜け出せないなぁと実感いたしました。
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by green-2-gleaner
| 2011-08-07 23:32
あの日見たシダの名前を僕達はまだ知らない。
by ゆう
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