Lomandra insularis

Lomandra insularis
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何だこの葉は…生育異常かと初見では首をかしげてしまいますが驚くなかれ、これが普通の形態なのであります。
どうしてこんなに波打つのか、その原理は私にはわからないのでぜひ本人に聞いてください…
光合成効率が優れているのだろうか…

ススキノキ科だったりユリ科だったりしているけれど今はLomandroideaeになるらしい。
ススキノキ科とした方がイメージしやすいですよね…ブラックボーイとかあの辺のイメージです。

ニューカレドニアの南部に行けばかなり広範囲に生えていますが、ニューカレドニア南部は大部分が過去のニッケル採掘後の植林による二次林の様なものなので実際どういった環境が自生地なのかわかりにくくなっております。
とは言え平地だろうが山地だろうが800m付近の高地だろうがどこでも見かける感じなので、栽培するには容易な強健種なのだろうと思います。それだけわかればひとまずは十分ですね。

灌木林の開けた場所や、明るい疎林。用土は赤土の大地に赤い富士砂のような溶岩のゴロ石。周囲の樹肌は乾燥しているような感じで如何にも渇きに耐えそうなデンドロぐらいしか着生していませんが雨などは良く降るので地面はおおむね湿っています。ニューカレドニア独特の美しい大きな地衣類が蔓延っていますしね。
じめじめしているのかうっすら湿度があるのか乾いているのか何なのかさっぱりわからない環境ですが、それがNew Caledoniaなので仕方がない…神秘の環境…

高湿度環境に置くと腐りやすいので、根づいてしまえばワーディアンや温室、明るい室内で管理できそうです。というか普通にドラセナっぽい管理で行けそうな感じ。とにかく根付くまでの管理が大事です。根付かせましょう。全てはそれから。

今月出品する株はミズゴケで植えておりますが、あくまで仮植です。あくまで仮植です。大事な事なので二回言いました。
あくまで採取株を発根させるために、養生環境として水苔で植えています。しっかり根が張っていれば水苔なんかで植えません。赤玉土鹿沼土の混合用土や、桐生砂を混ぜたりした山野草的な用土で植えつけます。富士砂を混ぜても雰囲気が出ますね。部屋置きで乾燥させるなら水気を補てんするような何かを土に混ぜ込みましょう。とにかく普通に栽培するのであれば用土植えにするのが容易でしょう。ミズゴケは、根が貧弱な状態で発根するまでの揺り籠なのです。

植物の状態を見て、状況に合わせて環境を変えてくださいね。
今なら、その辺りの事を分かってくれる人も増えたハズ…がんばって!

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写真はヤテ湖周辺。
不自然なほどに蒼い湖と赤土の大地、そして取り巻く不可思議な木本たち。
同じ地球の光景とは思えない景色に、ドキドキいたしますね…

とは言えヤテ湖は人工湖ですし、木本も努力の植林のたまものですが、流石に純粋な自然林ではない。
ニューカレドニアと言えど、ただ、生き物たちにとっての不可侵の天国と言うわけでもないようですが…
その土地の植物を育てて増やし、植え戻し、一見そうは見えない森に再生しているというのは、そう言う意識が既にあるというのは、素晴らしい事だなぁと思いますね…。
# by green-2-gleaner | 2017-03-19 10:36 | Comments(0)

Boronia pancheri

Boronia pancheri
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ニューカレドニアの河川は特殊で、浸食された岩盤の上を水が流れているようになっている箇所があります。
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砂地とかは特になく、ただ荒々しく剥き出しになった岩の凹凸を縫うように、時には穴をあけて流れ落ちる水の流れ…。中々に魅力的な風景です。
そんな岩盤の割れた隙間やオーバーハングしている側面などに、シダや木本が半ば活着しているような形で生育しています。乾く場所にはさすがに生えていませんので、水しぶきが当たったり、水が流れ込んだりしてほぼ濡れ続けている場所が生育場所。
Boronia pancheriもそのような場所に生育しています。水名が流れる傍の常に濡れ続けている岩盤の隙間に根を下ろし、多肉質っぽさのある可愛らしい小さな葉を密に着けています。

非常に変な渓流木本ですが、種類で言うと、なんとミカン科。ミカンって! そんなのアリかって感じですよね。見た感じ棘とかはないです。

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岩盤の隙間に根を張るため、大事に「掘る」という採取が出来ません。岩を割るわけにも参りませんし、幹をつまんで、引き抜く事しかできません。
上手く砂地や土に生えている株は狙い目ですが、そうでなければ乱暴に引き抜くことになってしまうために、どうしても根が千切れます。

そのため、植え付けもこうして絶対安全ミズゴケ大明神様にお願いする形になっていますが、基本的には根付いてしまえば赤玉であろうと桐生などの砂植えであろうとも大丈夫のはずです。
溶岩石を添えるだけでも、自生地の雰囲気が出て良いかもしれませんね。
川の傍に生えているために、水切れを嫌う可能性がありますし、常に根が濡れていたって平気であるため、安全のために腰水植えにしておくのが良いと思います。勿論ミズゴケ植でずっと腰水にしておくと腐りますので、発根して根が溢れてきたら、用土植えに切り替えるのがよいですね。腰水と言っても水をじゃぶじゃぶ上から与えて、鉢内を常に新鮮な水で満たしてあげてください。

自生地は岩盤剥き出し、直射日光ガンガンの過酷な環境なので、高湿度密閉だと蒸れて落葉したり、間延びして美しい形が崩れたりたりしてしまいます。
そのため、しっかり活着したことを確認したら光を強くしたり、湿度を少し下げていくような順化が必要になります。最終的には温室やワーディアンケースで強い光で育ててあげたいですね。直射日光が勿論良いと思いますが、メタハラの強光線でも良いと思います。
蛍光灯では少し弱いかもしれません。育ちますが、間延びすることが多かったので。

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このような根の状態になってしまうので、2014年に採取した時も結局出品できませんでした。


全く未知の植物で、栽培方法も解らないのに根がこのように不安な状態では出品なんてできない。
せめて栽培できることを確認してからでなくては…という訳で、養生したり様子見したりして、根が十分にある株を少しだけリリースした以外は全部栽培試験に回していました。

このような根の状態でも、腰水にして養生環境に置けば十分栽培できる事も確認できましたし、満を持して出品です。
実生苗は正直現地にたくさん生えていますし、木本の常で、親株になる事はなく枯れていくような場所のものを選べば採取圧による現地のダメージもほぼなくすことができますし、他の植物と違ってそう言った点で気持ちがいいデス。


一応、根が千切れていても栽培できるだろう株を選んでいますが、とにかく心配で心配でたまらない! 絶対枯らしたくない! 初心者なので文章読んでも何だかよく解らない! と言う人は、安全を期すならば根の多い株を選ぶのがベターです。
前述の通り、この種に限らずニューカレドニアの渓流木本は決して個体数は少なくないので、次回も採取してきますし、そうした株の中から根が多い株を選んでいただくのが良いと思います。

非常に魅力的な植物で、腰水がベターで、岩などに生える…映える植物です。
テラリウムなどにしてもきっと格好いいと思いますし、個人的にはそう言う遊び方が出来てほしい。
これから、少しぐらいは注目されたらいいなぁ…なんて。

ニューカレドニア産に限らず、面白い低木も中々良いものですよ。
# by green-2-gleaner | 2017-03-18 13:49 | Comments(0)

Hymenophyllum mnioides

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Hymenophyllum mnioides

一応栽培株なのですが、草姿が乱れてしまっていますね。
少し甘やかしすぎたようです。しかし御覧の通り、維持することはできていますので、しっかり増えたら、少し厳しめの環境に移して自生の姿に戻していきたいですね。

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現地の様に、こうなってほしいわけです。


間延びしていますし、おそらく光が足りないのでしょう。
一応二メートルほど上にメタハラ250wがぶら下がっているのですがいろんな植物がありますので到達地点はやや暗め。
少ない日照時間でもしっかりした光が届いた方がきっといい。
見た目に反して性質は強健でして、湿度も少し下げても大丈夫そう。
とは言えそれは活着してからの話で、採取株でいきなり過酷にするのはやはり無謀なんですけどね。
コケシノブ科植物で現地の美しさを見る為には、まず甘やかして根付かせてから、徐々に現地の環境に移行していくのが無難だと思うのが今の結論です。


いきなり現地の環境を用意するのは、ときに「採取株」には過酷である時があると思います。
ある程度強い種類はともかく、根が千切れてしまった植物や、もともと繊細な種類などは。
だからこそどんな種類でも状態良く掘ってこられる方の株は貴重なわけですが、たとえ状態良く掘ったとしてもやはり最初は甘やかした方がいいのが、きっとオオクボシダの仲間やコケシノブの仲間。小さくか弱い植物達。
だから、まずは根を張らせて、葉数を増やして、傷を癒して。
そしてここからがようやく栽培の始まり。

現地の様に美しく、あの日見たカタチを小さな鉢の中に再現する。
とても長い時間、コケシノブと歩幅を合わせて声に応えつつ歩まなければ。


栽培については、この鉢はクリプトモスで植えています。
少し中心を高く、山型にして気持ち排水性を意識。でも乾燥が怖かったのか縁より下になっていますね。縁より上に盛り上げても大丈夫そうです。
これだけ良く動いてくれる種類なので、ミズゴケでもベラボンでも大丈夫だと思います。

密閉環境ですが、腰水などにはしていません。樹上着生で高い場所に生えていますからね。風が強く吹き付け、雨に晒されているためにのびのびと葉を伸ばすことが出来ず、収縮した姿があのブラシの様な形状だと思うので、何のストレスも無く優しく育った株がこんな風に奔放になるのはある種の必然でしょう。
そうですね…次は光と、あとは風の動きを意識してみようかな? 光だけでダメならゆるやかな風を当てますが、どっちかだけで再現できるといいのですけど。その二つは、うっかり強く当てすぎると容易にコケシノブを枯らしますから。この辺りのさじ加減が一番難しい所ですね。
甘やかして育てるのは本当に簡単なんですけど。現地の株を作るのがやはりまだまだ難しいデス。
温室で朝日をあてられるように、早くなりたいなぁ。

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栽培株を、枝に移植して育てるのはまだ怖いと思ってしまうヘタレです…
こと貧弱な種に関してはやはり最初は安全策をとっていきたいですね。
でもそう、
いつかは…
# by green-2-gleaner | 2017-03-12 11:40 | Comments(0)

コケシノブとコケ、出品中です

この度も沢山のご入札ありがとうございますね。

リフォーム会社もその内容も無事に満足のいく形に決定しそうで、いよいよ大詰めと言ったトコロ。
工事着工はもう少し先と思いますが、この調子で行けば五月ぐらいには栽培場が完成して…いたらいいなぁ(願望)

自分の家で、贅沢な室内栽培場と、庭には温室。だけじゃなくて他にもやろうと思えば何でもできる広さの部屋。
とうとうここまで来てしまったかぁという感慨と、とうとうローンに思い悩む生活が始まるのかあと言う煩悶。
電気代や暖房代もバリバリかかってくると思いますし、生活には恐らく車が必需になってきますのでがらりと生活リズムが変わっていくことになるでしょう。いやはや大変だな←
なるようにしかなりませんね。ならないようにはならない。
なれないなりになるしかない。なれなくとも、生きていく。

とりあえず今は目先のことを。どんな栽培場にするか。どんな設備を導入するか。
今まで出来なかったこと、スペースがなくて実現できなかったことのハードルが、単に金銭だけの問題になるのですから。…金銭の問題かぁ…デカいな…(遠い目)
趣味家さんのレベルもガンガン上がっている昨今。同じことを繰り返していればあっという間に追い抜かれてしまいます。設備投資して出来る事を増やしていかないと今のままですらいられない。
前進あるのみ。常に進歩し続けるように。


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キドニーもコツをつかんできましたので、今年の夏を安全に越すことが出来れば今度こそ安心と言いきれますね。


室内栽培場もそうですが屋外温室をどうするかという話もあります。
二階建てにしたいなぁ…どうにかして大きくしたい。割と狭い庭だけど、兵庫県南部でそうしたちょっとアレンジ効かせた温室って作ってもらえるんだろうか。それを調べるところから始めなければ…


次回出品は今月末の予定です。
ヤフオクの変更点も大凡把握したと思いますので、次は即決祭り、ニューカレドニア木本軍団です。
ニューカレドニアの雲霧林のシダ系も少しは出す予定ですが、遅くなって本当に申し訳ないデス。やっと、木を出します。

もうトラブルないでしょう~! 
うん…大丈夫と思いたいなぁ…!
# by green-2-gleaner | 2017-02-27 23:22 | Comments(0)

Blechnum obtusatum var obtusatum

Blechnum obtusatum var obtusatumのちょっと変わった自生地を見つけたのでご紹介です。
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ニューカレドニア南部のとある川です。水深は浅め。
オブオブが生えているのですが、一部が水中に揺蕩っております。

季節的には乾季が終わって降水量が徐々に増えつつある時期。
丁度乾季と雨期の間というイメージで。明確に雨期乾季があるわけではありませんが…
もっとも雨の少ない時期ともっとも雨の多い時期の丁度境目ですね。

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まぁフランシーの水上葉とかでなく、普通にオブオブが降水量が増えるに伴い水に沈んでいるというイメージですね…
しかし幹もしっかりできているので、何年もここで生育できているということは間違いないデス。
乾季に元気に茂り、雨期に水没しきっても耐えきり、また乾季に茂っていないと、幹は生成されないでしょうから…
ちなみにこの川をもっと下って深みなども観察しましたが、そうした場所には生えていませんでした。
「水中でも生育可能なオブオブ」であるならそういう場所にも生えていそうですが、いなかったという事はやはり乾季に水が少なめになった時に、増水する位置で発芽した胞子苗が生き延びていると考える方が良いと思います。
絶対に干上がることのない深みにこそ大群落をつくっているフランシーとはやはりその点で大きく異なりますね。

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透き通る葉もありますが、これは水中葉でこのまま育てていたら全部透き通った葉になる…のではなく、高湿度環境に置いたシダが透明な葉を出すあれだと思います。ちょっと湿度を下げたら元の不透明な葉に戻るやつですね。
むしろこのライトグリーンの不透明な葉が、水中に耐えようとしている葉だと思います。
非常に柔らかく軟弱で、実際持ち帰ってみたところ、水中葉っぽく、遥かに傷みやすい。
まぁ一度見ただけでは断定できませんし、雨期にもう一度訪れたり、この持ち帰った株を水中で管理してみたりして様子を見たいと思います。
とは言え通年水中だとやっぱり可能性は薄いと思います。しかし。

深みには生えていなかったという事象からは、「通年水中では生育できない」とも読み取れますし、単に「水中で発芽できない」だけという可能性もあります。そうした意味では、既に発芽した株なら通年水中で育つかもしれません(期待は薄いですが…)

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流れに翻弄されて裏返っている葉が何枚かあります。
流水中で生育した葉ではないというのが良く解りますね。

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この様なオブオブが蒔いた胞子の中で、水中でも受精し発芽することが可能で、かつ完全に水中でも通年生育可能な突然変異的な何かがフランシーになったとすれば、熱いですよね。
こうなってくると、ミッシングリンク的なオブオブとフランシーの中間形質を持つ種がいないかワクワクしてきますが、概ねほかのミッシングリンクがそうであるように見つからないのでしょうね…とうの昔に淘汰されていて。
何処かに生き延びていないかなぁと期待いたしますが、概ねそう言うものは、現在繫栄している種よりも弱い性質のものでしょうから、淘汰されない隔離された環境を捜さないといけませんね。ニューカレも何だかんだで結構開拓されていますし、難しそうです。
未だにフランシー・レトレシアが何者なのかもわからないわけで、もう少しイロイロ楽しめそうです。

今回フランシーの生育するすぐそばでオブオブの生育も確認できました。となってくると、これだけ近縁と言う事であれば交雑もするのでは? という期待も生まれてきます。
フランシー×オブオブの雑種ぐらいは見つかってもイイかな…というイメージですね。
レトレシアがすごくそれっぽいとも感じますが、確証は全然ないのでこれは妄想です。

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※この四枚は公園内の写真なので当然ながら採取禁止です…。
この川にもフランシーは生えていますので交雑とかしていたらいいなぁとか思いながら。
深みには見られず、浅瀬から滝しぶきの当たるところで自生しています。
やっぱり「これがフランシーの水上葉」だという事は無いと思います。
…この姿で水中で通年育ったらそれはそれは魅力的だと思うので、ちょっと惜しい気もしますね…

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フランシーを彷彿とさせる透明感のある葉ですが、根元の方から徐々にライトグリーンになっていますね。完成するとやはりほかの葉のようになるのだと思います。
オブオブにしては色素が薄く、柔らかい葉なので、これが対水中形態なのだと思うんだけどなぁ…

そんなわけで、オブオブの水中適性の現地での様子をお伝えいたしました。
確かに、ある程度の水中耐性はありそうですけれど、完全水没栽培には疑問を覚えます。水上の方が育つのは一目瞭然ですから…

とは言え栽培テクや技術力で、水中化に血道を開いて可能にしている趣味家さんも多数おられますので「ここまで水中適性があるのなら何とかなるさ…何とかして見せる」とウォームアップを始めるかも知れなくて、それはそれで滾りますね。
そういう本気の努力は大好きです。
私が知っているのは二酸化炭素添加ぐらいですが、最近ではもっと特殊な水質管理をして上手く実現されている方もいるようですし、行けるのか…? もしかして技術を駆使すれば水草としての栽培も可能なのか…? という日本の趣味家の超技術に期待もしたい。ぜひ見てみたい。

盆栽もそうですけど、なんでそんなにその方面に特化してしまったんだ…という熱意はやはり良いものです。私の言っていること、「オブオブなんて水上の方が育つんだから鉢植えにすればいいじゃないか」という意見は「木なんか庭に広々と植えればいいじゃないか」という身も蓋もない意見なのかもしれない。どうしても狭い庭で、ダイナミックな木の魅力を味わいたいと、小さい鉢の中での迫力・風格・自然の美を追求し研鑽された盆栽技術の様な、この国の誇る変態的追求心が生む新しい文化の起こりなのかもしれませんし、その挑戦は凄くアリだと思います。

水中栽培か…複雑な気持ちですが、本気の取り組みはやっぱり好きなんですよね…軽い気持ちなら、やめておいた方がいいんじゃない? 簡単には上手くいかないと思うよ、と思いますが、本気でやるならぜひとも応援したいんです。断然ありです。


とは言え。
完全水中でなくともシンプルに、この現状を見れば、「滝しぶきが当たって半分位株が水没しているようなテラリウム栽培が可能」と読み取ることもできます。
自生地で見られるような栽培なら十分可能って事ですから。
季節で水位を下げる時期があればいい。
今の時期より降水量が下がるのは、六カ月。半年です。
実質水がオブオブの幹ぐらいまで下がりそうなのは4か月ぐらいなので、4か月ほど水位を下げる時期を設ければあとは水没期間でよいとも考えられます。
この自生地を再現するテラリウムとか最高!

しかし四カ月しか水上に出る期間がなくて、後の八カ月沈んでいて生きていけるというのも凄いなぁ…相当水に強いなぁとは思います。
やはり雨期の終わりに見に行かないといけない。
もしかしたらガチ水中葉になっていて耐えているかもしれないし。
もしかしたら全部落葉して根茎だけになっていて、けど四カ月で復活するのかもしれないし。

案外雨期でもそう水量が変わらずにたまに干上がったりしているかもしれない。
ほかの国の様に雨期と言う程顕著に増水するわけではないので、そう水量も増減しないはずですしこれが一番あり得る可能性ですね。

雨期という表現がやはり誤解を招きそうだなぁ…
降水量が増える時期というのも長いので雨期と書いていますけど、東南アジアなどの増水みたいなことにはなりません。基本的には穏やかな気候の国なので。

しかしもし、
もし雨の最も多い時期に、少しでも深みが増してその下でガチ水中葉になるのだとすれば、この記事は全くのゴミと言う事になります(笑)
面白い! 



オブオブの持つ潜在的なポテンシャルの高さを感じますね…
まだまだ遊べそうです。
# by green-2-gleaner | 2017-01-21 20:22 | Comments(0)


あの日見たシダの名前を僕達はまだ知らない。


by ゆう

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世界中の不思議な植物に興味があります。
着生植物、多肉植物。
水生植物、渓流植物、高山植物。
シダ植物コケ植物、草本木本、綺麗な花も不気味な花も、美しい葉も奇妙な葉も、根も葉もない植物も、とにかく変なものなら何でも好きです。
主にコケシノブ科植物を探す中、気になった植物を見つけては一緒に持ち帰り栽培しています。

面白い植物の記録をたくさん書いていけたらいいなぁ。

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