Trichomanes reniforme3

Trichomanes reniforme

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前回の記録はこちらから。

キドニーファーンの定期報告です。

2016年の8月に持ち帰り、八ヵ月が経過しております。
夏の猛暑をクーラーで半ば休眠させるように夏越しし、迎えた秋から冬にかけての涼しい季節では多くの株で旺盛な成長を観察することが出来ました。
NZの冷涼な気候と多雨に環境を近づけたことが功を奏したのか、

直射日光の当たらない窓際+密閉+無加温(10-18℃)+頻繁に灌水
LED照明+密閉+室温15-20℃+頻繁に灌水
以上のような環境でいくつも根茎を伸ばしたり葉を展開したりする成長が見られています。

続いて成長が見られたのは、
LED照明+密閉+室温15-20℃+腰水
ですね。灌水は少なめですが、完全に灌水しない環境よりも時折灌水しているケースの方が成長が良かったように思います。

私が一番良かったなぁと思う栽培環境は、
直射日光の当たらない窓際+密閉+無加温(10-18℃)+頻繁に灌水
のパターンで、用土はベラボン、ざぶざぶシャワーで水を与えては下に流れ落ちる構造になっており、腰水ではありません。用土は常に湿気ていますけれどね。
用土は赤玉鹿沼などの山野草用土や、ミズゴケ植など色々試しましたがどれが飛びぬけて成績が良いという事もなく、どれでも育っておりましたので特に気にせず行けると思います。
扱いやすいと思うコンポストを使用するといいかと思います。

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自室のこんな環境で世話をしているのが最も成績がいいというのですから何ともわからないもの。
大株であるとか、根茎の状態であるとか、勿論そう言った要因には大幅に左右されますが、それでもこのやり方はとても良いですね。古い葉の状態もまたいい色を保てています。
撮影した時間帯が悪くて凄く暗く感じますが時間帯によってはもう少し光が入ってきて明るいデス。
西日も少し入ります。

さて。
「頻繁に灌水」や「腰水」で成長が見られる、という話ですと、こう思われる方も多いと思います。
「根茎水に浸してればそれでいいって事じゃないの?」と。
新鮮な水にドボンと沈めておけば育つんじゃね(笑) って、私も思ってしまう訳で、
という訳で実験しています。

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こんな感じで一番優秀な成績の窓際でただの密閉で水に根茎を沈めただけの管理。
葉っぱは二枚、根茎は五㎝程度、生長点無しで沈めていたのですが、

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根茎伸びているし葉も出ている…
こんな雑な管理でも動くんじゃん(笑) これでいいんじゃん(笑)と思ってしまいました、

が。

やっぱり雑な管理はダメですね。
生長はすぐに見られたのですが、しかしそこからはあまり芳しい結果になりませんでした。

①ちゃんと植え付けている株に比べると圧倒的に成長が遅い。
②葉が綺麗に展開しない。

ここまで来れば大体すーっと葉が伸びて、団扇を広げてくれるものですがそこに至らないのです。
葉が萎縮してしまって、これ以上展開しそうに思えません。
生長点零の状態から根茎や新しい葉っぱの伸長、発根までは見られましたがその先のステップになかなか進まない。生長がぐずついてしまう。これでは良好な栽培とは言えません。
腰水の深さや、或は何か栄養を添加したりすることで結果は変わるのかもしれませんが、ひとまず水道水+カップのお手軽方法では、あくまで養生のステップまでしか期待できないように思います。

ここから先へは何らかの工夫が必要か、或いは養生までは可能という点を利用して、例えば葉っぱ一枚や二枚で根茎が生長点無しでちぎれてしまった場合、このように養生して生長を確認の後、ちゃんと植え付けてやればよいのかもしれません。

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日本に来てからこの生長点は三つめの葉を展開しようとしています。調子がいいデス。
全体的にたくさんの葉を展開してくれる株は他にもありますが、一つの生長点から続けて三枚展開してくれると流石に気持ちがいいですね…

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ため息が出るほど美しい…素晴らしい植物ですね。


夏越し、そして秋、冬、春までは成長期としてみる事が出来そうだと判明しました。
暖かくなってきましたがまだこうして葉が展開していますし、常に10℃程度を保たなくてはいけないというわけではなさそうです。
しかし0℃近くになっても耐えるので、室内無加温なら余程の寒冷地以外は平気なのかなと思いました。
冬場は加温せず明るめの場所でたっぷり水を与えるという感じでよいと思います。

そうなる時になるのは…春から夏にかけてですね。
さて、いつ頃からクーラーによる保護が必要なのでしょう。
どのあたりで「暑がる」のか。
これは難しいデス。あまり放置しすぎると折角茂った葉が黒くボロボロになってしまいます。
新しく生まれた葉が綺麗なままで夏越しさせて次の冬を迎えたいですよね。

クーラーの風直当てで夏越ししたときの設定温度は26℃、室温はおおよそ28℃ですから、最低その辺りまでは行けると想定しています。
暑くなってきたら照明も減らし気味にして、なるべく蒸れないようにして、本格的な夏にはクーラー直当て管理に移行して代謝を極力落とし、休眠させるようなイメージで暑さを乗り切るように管理しようと思います。

窓際などは急激に気温が上昇しますし、思ったよりケース内が熱くなっていてキドニーが痛んでから初めて気づく、などと言う事がないように十分注意して管理したいです。
そろそろ全株LEDに移行しておくのが安心かもしれませんね。

暖かくなってきてからの管理が本番ですよ! 夏にどう備えるか、今のうちにイメージトレーニングしておきましょう!


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室内LED腰水栽培例。
腰水なので腐りやすい有機質で植えず用土で植えていますが元気です。
ここはこのまま光を弱めてクーラーの風を当てればOK
気合入れていこうぜ~!
by green-2-gleaner | 2017-04-16 12:36 | Comments(0)


あの日見たシダの名前を僕達はまだ知らない。


by ゆう

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世界中の不思議な植物に興味があります。
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水生植物、渓流植物、高山植物。
シダ植物コケ植物、草本木本、綺麗な花も不気味な花も、美しい葉も奇妙な葉も、根も葉もない植物も、とにかく変なものなら何でも好きです。
主にコケシノブ科植物を探す中、気になった植物を見つけては一緒に持ち帰り栽培しています。

面白い植物の記録をたくさん書いていけたらいいなぁ。

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