Teratophyllum aculeatum マレーシア産
[Teratophyllum aculeatum var. montanum]
これの名前を調べるのにえらい苦労したものです。
海外サイトを転々としたもんね…ヒメノフィラム(と言うか、ツルホラゴケの仲間だと思ってた)から始まって、アスプレにホングウシダに、ワラビツナギに…まさかツルキジノオ(超巨大になる)の仲間だとは本当に思わなかったけれど、たまたま科名で調べていたら見つかったんだよね…
バードウイングとか、バタフライファンとか、いろんな名前で呼ばれてたけれど、どうしても本当の学名を知りたかったから頑張った。
…最近ちょっとずつ名前が浸透してきて嬉しいところ。でも相変わらずバードウイングの方が通りがいいみたいだけどね。
これはsnowdrop氏採取。
マレー半島中央高原地帯の標高1500m近い場所で採取されたそうです。
素晴らしい美しさです…
後になってAZさんがスーパーバードウイング(産地、セランゴール州)とか言って出しているのと同じ種類だと思う。でも最初に某エクアさんが見つけてきたバタフライファンはまた別のタイプ。と言うかたぶん変種でない方だと。
何にせよこんな美しいシダがあるものかと…。
こっちがそのAZ氏のスーパーバードウイング。何でもいいけれど長いよ…
一部の株の葉が鳥の羽でなくなっている。やはり大株になるとそうなんだと感動したもの。
最初はコウモリのように一続きの羽で、次に羽片が下にだけ付き始めて、やがて上にも付き始める…何段も変形する姿が最高に面白い、その上互生に着く葉が何とも言えない格好よさになって…
本当に…最高のシダですね…
[Teratophyllum aculeatum]⇒Teratophyllum ludensが正しいかと。
AZ氏の「鳥の翼」。
これはたぶんTeratophyllum aculeatum、…varではない方だと思います。
montanumよりも硬質で、強そうな姿。実際強いです。そして現地ではもう少し大きくなるみたい。
これを見て、ツルキジノオ系ではないかと連想したのでした。
ボルビティスの這うイメージからこれを連想しろとかマジ無茶でしょう。
勘弁してほしい。
…でも名前が判明した時のうれしさは格別だったなぁ…あの時はミクシィですごく騒いだものです…
水中で生育させていると鳥の翼がコウモリになる。
枝に着生させていましたが別にミズゴケでも育ちます。
どちらの栽培でもとにかく根付くまでの養生が肝心です。根付いたらどちらも強い。あちこちに伸びて暴れまわります。
ただ、根茎が短いとミズゴケにさしていても腐り落ちます。ミズゴケに巻きつけて、まずは根付かせてから着生させたいものに縛りくくるといい感じです。樹に這い上る根茎はやはり絶景ですよ。どちらもおすすめです。
渓流に産ずるシダの中では最高峰の美しさカモ…
こういった仲間を維持し世に伝えていきたいものです。
…似た種類をsouyaさんも、スラウェシで見つけてきたようですし、素晴らしいですね。こういうのを「水に沈まないから」と言ってスルーするのはやっぱりもったいないと思うんですよ…
追記:
souyaさんとMSRさんがとうとうカリマンタンでこの子の巨大株を発見されましたね。
すっばらしい! あれを見ればたしかにツルキジノオ科と納得です。
晴々した心地です。
こういう発見ってとてもいいものですね。
後は自分が現地でそれを見れればなおいいのですが…いまさらカリマンタンを攻める気にはなれませんしね…
巨大化するといっても、差し戻せば子株になるわけで。
と言うか、実際育てていてもあんな株にはならないわけで。
たぶん温室とかで育てていれば、あの美しい姿にもなるのかもしれませんが、個人栽培では結局可愛らしい鳥の翼止まりでしょうし、そう考えると、勝手に大きく育ちまくるボルビティスよりもよっぽど可愛げがありますよね。
意外と栽培者に優しいシダなのかも…
ううむ。ますます好きになりました。
これの名前を調べるのにえらい苦労したものです。
海外サイトを転々としたもんね…ヒメノフィラム(と言うか、ツルホラゴケの仲間だと思ってた)から始まって、アスプレにホングウシダに、ワラビツナギに…まさかツルキジノオ(超巨大になる)の仲間だとは本当に思わなかったけれど、たまたま科名で調べていたら見つかったんだよね…
バードウイングとか、バタフライファンとか、いろんな名前で呼ばれてたけれど、どうしても本当の学名を知りたかったから頑張った。
…最近ちょっとずつ名前が浸透してきて嬉しいところ。でも相変わらずバードウイングの方が通りがいいみたいだけどね。
これはsnowdrop氏採取。
マレー半島中央高原地帯の標高1500m近い場所で採取されたそうです。
素晴らしい美しさです…
後になってAZさんがスーパーバードウイング(産地、セランゴール州)とか言って出しているのと同じ種類だと思う。でも最初に某エクアさんが見つけてきたバタフライファンはまた別のタイプ。と言うかたぶん変種でない方だと。
何にせよこんな美しいシダがあるものかと…。
こっちがそのAZ氏のスーパーバードウイング。何でもいいけれど長いよ…
一部の株の葉が鳥の羽でなくなっている。やはり大株になるとそうなんだと感動したもの。
最初はコウモリのように一続きの羽で、次に羽片が下にだけ付き始めて、やがて上にも付き始める…何段も変形する姿が最高に面白い、その上互生に着く葉が何とも言えない格好よさになって…
本当に…最高のシダですね…
AZ氏の「鳥の翼」。
これはたぶんTeratophyllum aculeatum、…varではない方だと思います。
montanumよりも硬質で、強そうな姿。実際強いです。そして現地ではもう少し大きくなるみたい。
これを見て、ツルキジノオ系ではないかと連想したのでした。
ボルビティスの這うイメージからこれを連想しろとかマジ無茶でしょう。
勘弁してほしい。
…でも名前が判明した時のうれしさは格別だったなぁ…あの時はミクシィですごく騒いだものです…
水中で生育させていると鳥の翼がコウモリになる。
枝に着生させていましたが別にミズゴケでも育ちます。
どちらの栽培でもとにかく根付くまでの養生が肝心です。根付いたらどちらも強い。あちこちに伸びて暴れまわります。
ただ、根茎が短いとミズゴケにさしていても腐り落ちます。ミズゴケに巻きつけて、まずは根付かせてから着生させたいものに縛りくくるといい感じです。樹に這い上る根茎はやはり絶景ですよ。どちらもおすすめです。
渓流に産ずるシダの中では最高峰の美しさカモ…
こういった仲間を維持し世に伝えていきたいものです。
…似た種類をsouyaさんも、スラウェシで見つけてきたようですし、素晴らしいですね。こういうのを「水に沈まないから」と言ってスルーするのはやっぱりもったいないと思うんですよ…
追記:
souyaさんとMSRさんがとうとうカリマンタンでこの子の巨大株を発見されましたね。
すっばらしい! あれを見ればたしかにツルキジノオ科と納得です。
晴々した心地です。
こういう発見ってとてもいいものですね。
後は自分が現地でそれを見れればなおいいのですが…いまさらカリマンタンを攻める気にはなれませんしね…
巨大化するといっても、差し戻せば子株になるわけで。
と言うか、実際育てていてもあんな株にはならないわけで。
たぶん温室とかで育てていれば、あの美しい姿にもなるのかもしれませんが、個人栽培では結局可愛らしい鳥の翼止まりでしょうし、そう考えると、勝手に大きく育ちまくるボルビティスよりもよっぽど可愛げがありますよね。
意外と栽培者に優しいシダなのかも…
ううむ。ますます好きになりました。
by green-2-gleaner
| 2011-11-06 23:48
あの日見たシダの名前を僕達はまだ知らない。
by ゆう
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