購入したサトイモ科

 渓流性サトイモの一覧です。
 岩に着生したり、木の根に着生したり、川縁の砂や土の中に根を張ったりして美しい渓流植物の中で特によく栽培されているのはこれらでしょう。
 情報的にもいろいろ網羅されているのであえて私がここで書くこともないと思うのですが、流石に渓流植物を扱うブログとしてはこの種を避けて通ることは出来そうもない…
 なので、せめてこんなふうに遊んだよと言う写真集をば。
 種類だとか分類だとかは専門に任せます。
 採取もそっち専門の人に任せます。

 自分は、こちらは楽しむ専門が良いです。
 綺麗だと思った種類をさらに綺麗に植え付け育てること。

 ぶっちゃけ、ただ単純に水に沈めたり、ソイルで植えたりしただけではこの仲間の面白さは十分には引き出せない(強気!)と思います。
 地生種も、たとえば沢の白い砂地に生えるアグラオネマ類はやはり砂地にちょっと枯葉や木くず的な有機質を混ぜた土で育てた方が格好いいですし、インドのクリプトコリネなんかはごろごろした岩の隙間からは得るように鉢植えにすればさらに美しいです。ましてや着生のサトイモは石付けにしたら数倍魅力的!
 そういうのを載せていきたいです。

 たぶんやってる人いるよね?
 だってそっちの方が絶対その植物そのものを美しく魅せることができるもの!
 こんなふうに育てる人がもっと増えてくれればいいなぁ…


■栽培法■

 別に特筆すべきことは何もないです。
 一部を除き水上栽培、着生種は石付け。川原の種類はそんな感じで、砂地の種類はそんな感じで、上手く育つかよりも現地をイメージして装飾できるかに拘っています。
 なので上手く栽培できる種もあればできない種もあります。
 効率よく育て増やそうと言う方には、やや向いていないと思います。
 あくまで楽しみ方、と言うことなのでしょうか…

 基本は密閉ケース。腰水。
 着生材に使用する石が、植物体の根が張る部分まで湿気る水深を確保することが肝心です。
 これは鉢植え水上栽培でも同じこと。
 水を循環させるとか、エアーで飛沫を飛ばすとか、滝飛沫を充てるとか、それは実は二の次。水深が浅すぎて石の天辺が乾くようでは、そこに着けた植物が育つわけがないのです。
 常に霧吹きで湿らせておくのも大事だけれど、それだと霧吹き出来なくなった途端に枯れる、…それだと密閉ケースの意味がありません。
 何より水深を調節するだけで一か月ぐらい世話をしなくてもすくすく育つ環境を作れるのですからそうするに越したことはありません。

 石は、とっかかりの多いものを。
 玄武岩系の石が現地に近いようですが、別にそれに固執する必要もありません。深成岩や花崗岩の風化途中のものを自分はよく使用しますが、水気に気を付ければチャートも大丈夫ですし、硬い砂岩なんてかなり育ちやすいです。軽石はもちろん根付きやすく、また軽く、加工もしやすいしもっとも汎用性が高いですが、雰囲気を求めるなら溶岩石なんかも悪くありません。川原の丸い石もいいですが四角く角ばった石もいいものです。どんな石を選び、どんな風に着生させるのかは、センスと、何より遊び心の見せ所です。
考えるだけで楽しくなりますね。




■アヌビアス■

d0187020_21115392.jpg
d0187020_2112473.jpg

アヌビアスsp ローライン

 花が咲きました。
 石は花崗岩。玄武岩系の方が水を吸ったりザラザラで根付きやすかったり白かったり良いのですが理由あって花崗岩が好きです。
 花崗岩もやや風化して思いっきり叩いたら割れる(触ったら割れる。は不可)ぐらいの硬さなら、アヌビアスなら程よく着生します。
 でもピプトスパサには相性が悪かった。
 根が細いタイプにはいい感じです。

 がっちり岩に根を張る姿は本当に惚れ惚れするほど格好いいです。
 セッコクや着生ランを見ているような魅力。
 
d0187020_2119996.jpg
d0187020_21192617.jpg
d0187020_2119347.jpg

アヌビアスsp デハネ

 カメルーン便の中で一番好きな種類です。
 根付きやすく這いやすく、強健で葉っぱが格好良くて。
 写真はまだ根づいていませんが、どこかに完成した写真があるはずなので探しておきます。

d0187020_22503842.jpg

んん…これでもないし。

d0187020_213107.jpg

これか…背景は気にしないでネ。


d0187020_21321368.jpg

アヌビアスsp コーヒーフォリア
白いざらざらした石につけています。
これも相当根付きが良いです。
d0187020_2134527.jpg

根付きが良いのだけれど根の画像がなかった。悲しすぎる。


d0187020_21335235.jpg
d0187020_2134206.jpg

アヌビアス ハスティフォリア フィフィンダ

植えつけたばかりのころに撮影したもので申し訳ない。
しかしこれが育ったら? ばっちり根付いて葉数が多くなったら?
何だかわくわくしますよね!
d0187020_2141736.jpg

だからなぜ根の部分の画像がない…
昔の写真を掘り起こしてるとだめですね…記録がずさんすぎて…
やはりその時その時にきちんと記録しなければ。


■ピプトスパサ■
d0187020_21374160.jpg

ボルネオ産のピプトスパサ。

こいつは石自体に着生させるより、何かで根を保護しながら着生させる方が成績が良いと思う。
コケや、泥でコーティングしているのが重要なんだろうか。
ザラザラなだけの石では、アヌビアスほど強靭に根付いてくれなかったりする。根の動きはアヌビアスより早いんだけどな。

d0187020_21395180.jpg
d0187020_2140665.jpg
d0187020_21401474.jpg

ピプトスパサ リドレイ

こいつはばっちり着生してくれた。
こんな感じにしっかり根付いてくれると育てた甲斐があるというもの…
おまけに開花までしてくれて、…泣かせてくれるぜ…


■ブセファランドラ■

d0187020_21423156.jpg
d0187020_21424153.jpg
d0187020_21425083.jpg
d0187020_21431840.jpg

ブセファランドラsp シンタン

シンタン産のブセファランドラ。
見事に根付いています。
ブセファランドラはたぶん水上より水中の方がよく育つようですが、シンタンは案外陸上でも強い。
思った通りに美しく育ってくれたので大のお気に入り。
この仲間は最近増えすぎてワケがわかりません。分類もそうですし、産地を網羅するのもそうですし、何よりその仲間全てを、どれ一つとして蔑ろにせずそれぞれの美しさを引き出すなんて…自信がありません。
一つ一つの種類を大切に、その持ち味を引き出してやりたいです。


■クリプトコリネ■

さて、地生種です。
これはなかなか難しい。何より鉢と言うのが難しい。盆栽でもそうですが、草木寄せや盆景などで、いかに自然そのままの姿に近づけても、結局はそれを囲う植木鉢が人工その物なのが難しいのです。なので、あえて割れた鉢を使って岩の隙間から生える風景をイメージする技法や、或いは鉢その物を目立たない色や風格のある素材のものを使ったりなんか盆栽ではしますが…どうもクリプトの鉢物栽培ではそこまで考える人はすくないっぽいですね。
かくいう自分もこだわりきれない部分があります。なんせ…栽培が難しい。いっそ鉢も排したヨーロピアンとかも良さげですが、あえて自分はこっちの方面で育てようと思っています。

d0187020_215416.jpg
d0187020_21541378.jpg
d0187020_21542226.jpg

クリプトコリネ アフィニス。

砂地とのことで、こんなふうに植えてみた
…下はちょっと泥系だけれど、上の化粧を砂とゴロを混ぜたものに。
ちゃんと育ちますし、何より見た目が綺麗。
混ざっているコケは日本産の水中ゴケ(アオハイゴケ)ですがこの辺はただのイメージなので悪しからず…


d0187020_21581064.jpg

クリプトコリネ クリスパチュラ

現地の画像の岩場の間から顔を出すその力強さが忘れられず、こんなふうに植え付けてみた。
これ、もとはと言えば一株です。
めっちゃ元気で強健。
これで日差しで葉が赤く染まったりしたら最高なんだけれどな…

d0187020_22105292.jpg
d0187020_22115187.jpg
d0187020_22121466.jpg
d0187020_22122859.jpg

…。
赤く染まらなくても、これだけで、もう最高ですよね…



d0187020_2241765.jpg

クリプトコリネ レトロスピラリス

この有様は何事か、どこにレトロスピラリスが生えているのか…と思いかも知れませんが、ちゃんと生えています。
これは、レトロスピラリスの現地画像で、川に小島のように浮き出た青石の周囲をヘアーグラスが生い茂り、その中にレトロスピラリスが生えていた…と言うものを見てしまい一発で惹き込まれたため。
そのコントラストがあんまりにも美しかったのです。
出来れば周囲の土はやや黒っぽい赤系だとなおよかったのですがそこまでは…
と言いつつ、鉢の色で、土壌のイメージは出しています。
この辺は、自分にしかわからないささやかなこだわり…


d0187020_220872.jpg

ちなみに一番最初の状態はこれです。
d0187020_2281464.jpg

んで、
d0187020_2285482.jpg

こうなる。

d0187020_2294370.jpg
d0187020_2210168.jpg

ヘアーグラスのインパクトが強すぎるけれど、でも好きです。


■ホマロメナ■

d0187020_2214821.jpg
d0187020_22142256.jpg
d0187020_22145910.jpg
d0187020_22151314.jpg

ホマロメナ フミリス

これは、今は綺麗ですけれどあとでちょっと形が崩れました。
どうも着生ではなく地生だったようで、このときはちょっと勘違い。
俺だって…間違える時ぐらい…ある…

それにしても美しい色です。この時は根も石にばっちり着生していたので大丈夫だと思ったんだけどな…

d0187020_21341135.jpg
d0187020_21342323.jpg
d0187020_21343631.jpg
d0187020_21351661.jpg
d0187020_21363768.jpg
d0187020_21365123.jpg
d0187020_2137110.jpg
d0187020_21372148.jpg
d0187020_21373638.jpg
d0187020_21375276.jpg
d0187020_2138190.jpg
d0187020_21381668.jpg

カラーバリエーションが多すぎてワケがわかりません。
ちなみに殆どSnow氏の採取株です。
時は丁度、出射氏のマウントベサールが衝撃デビューした時期と同じですね、
あの頃の興奮は今でも忘れられません。
このホマロメナ達も本当の宝石のように思ったものです。
今も思っています。

今やたくさんの人たちが次々にこの手のホマロメナを輸入しているのでもうかつて程目新しくもありませんが…いっそ繁栄しすぎとも思いますが…それでも、あの頃の熱い気持ちは色褪せぬよう、覚えていきたいものです。
こんなに美しい植物が手元で育ってくれる喜びを。
by green-2-gleaner | 2011-11-01 22:17 | Comments(0)


あの日見たシダの名前を僕達はまだ知らない。


by ゆう

プロフィールを見る
画像一覧

カテゴリ

まえがき
採取記録(旅の記録はこちらから)
コケシノブ科一覧
渓流植物
水生植物
着生植物
乾燥地の植物
シダ植物
フランシー情報
栽培方法等
New Caledonia採取植物リスト

検索

最新の記事

オクオクしてます
at 2017-03-22 23:44
Sannantha lera..
at 2017-03-21 00:44
Cyathopsis alb..
at 2017-03-19 13:03
Cyathopsis alb..
at 2017-03-19 13:03
Tristaniopsis ..
at 2017-03-19 12:41

最新のコメント

良いですよね~ また面..
by green-2-gleaner at 22:11
まさに、新しい時代を創造..
by green-2-gleaner at 22:41
初めまして! 貴重なコメ..
by green-2-gleaner at 22:37
はじめてコメントさせて頂..
by @kira at 00:32
幹から吹いたり、用土の中..
by green-2-gleaner at 19:37

KokeShinoBu-log

世界中の不思議な植物に興味があります。
着生植物、多肉植物。
水生植物、渓流植物、高山植物。
シダ植物コケ植物、草本木本、綺麗な花も不気味な花も、美しい葉も奇妙な葉も、根も葉もない植物も、とにかく変なものなら何でも好きです。
主にコケシノブ科植物を探す中、気になった植物を見つけては一緒に持ち帰り栽培しています。

面白い植物の記録をたくさん書いていけたらいいなぁ。

◆お問い合わせは、こちらからお気軽に。
green_green_gleaner☆yahoo.co.jp
☆⇒@に変えてね。
多種を少量採取するスタンスのため、お応えできるかどうかはわかりませんが…

お気に入りブログ

LIFE+aq→
A.P.A
RAIN FOREST
雑草好きのブログ
アクア爺
しだ・こけ撮り歩き

ブログパーツ

外部リンク

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

自然・生物
旅行家・冒険家

画像一覧