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Hymenophyllum barbatum

Hymenophyllum barbatum
Hymenophyllum barbatum_d0187020_2031164.jpg

自生の画像じゃなくてすみません。
見慣れすぎてていざ探してみると自生の画像が一枚も無い事に今更気付き…今度撮影してきます。

コウヤコケシノブです。
一番身近なコケシノブでしょうか。

栽培もこの子は容易。
アオホラゴケなんかと同じ感覚で栽培していても生育します。
軽石付けで腰水、夏場もメタハラの余光。そこそこ温度も高温になっているはずが蒸れる様子も無くスクスク成長します。
ただしやはり虫の食害には非常に弱い。
柔らかい葉はワラジムシが涌いたらすぐさまフンまみれの虫食いまみれになってしまいます。
折角の密閉ケース栽培なのですから、中にそれらの虫を持ち込まないように細心の注意をする必要があります。

現地のようなガッチリした葉を造るのはやっぱりある程度湿度を下げてやらないとダメなのでしょうが中々難しいです。

Hymenophyllum barbatum_d0187020_2036357.jpg

これもコウヤコケシノブの葉。
鹿児島産です。
びっくりするほど細長い。

日本国内で、ヒメノフィラムで、鋸歯があればそれはコウヤコケシノブかヒメチヂレコケシノブの二択です。ヒメチヂレは一度見たら忘れられないほど豪奢で繊細で美しいですし何より殆ど見る事が出来ないので、鋸歯があればほぼコウヤと断定して大丈夫です。
大丈夫なのですが、これ本当にコウヤ? と疑問に思うほど葉の変化にとみます。
図鑑に拠れば極端な例として、葉が長さ25㎝、幅が2cm、胞子嚢層が二段になってつくタイプが台湾で採取された事もあるそう…もう既に別種ですよね。
中国では各地域に見られる型それぞれに違う名前がついているそうな…しかし実際、それが種として分化しているのかいないのかは識別困難だそうで、中々入門種的なようで奥が深いようです。

Hymenophyllum barbatum_d0187020_20433635.jpg
Hymenophyllum barbatum_d0187020_204350100.jpg

この程度の変化は朝飯前のようです…
by green-2-gleaner | 2011-04-19 20:44


あの日見たシダの名前を僕達はまだ知らない。


by ゆう

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